概要
MPLSネットワークを経由する通信の両端でのQoSの適用方法。デフォルト動作の他に3つのモデルがある
各モデル
デフォルトの動作
- カスタマーサイトでIPパケットに付加されたDSCPはそのままで、MPLS網を通過できる。
- MPLS網に入る際にIngress PEでDSCP→MPLS EXPへのコピーが行われる
- 網内でのPHBの際に、MPLS EXPがそのままコピーされる
- MPLS網から出ていく際、MPLS EXPはIPパケットにコピーされず、カスタマーサイトで付加されたものがそのまま出てくる。
Pipe Mode
- カスタマーサイトでIPパケットに付加されたDSCPはそのままで、MPLS網を通過できる。そのため、MPLSコアはカスタマーのQoSとは無関係にQoSを定義できる。
- MPLS EXPとDSCPの値は異なる。
- Egress PEは MPLS EXPに基づいて出力キューの振り分け を行う
Short Pipe Mode
- カスタマーサイトでIPパケットに付加されたDSCPはそのままで、MPLS網を通過できる。そのため、MPLSコアはカスタマーのQoSとは無関係にQoSを定義できる。
- MPLS EXPとDSCPの値は異なる。
- Egress PEは IPパケットに設定されたDSCPに基づいて出力キューの振り分け を行う
Uniform Mode
- カスタマーサイトでIPパケットに付加されたDSCPをMPLS EXPにコピーする
- MPLSコアでMPLS EXPが変更されると最終的に現れるIPパケットのDSCPにもコピーされる
参考資料
MPLS ネットワーク用の DiffServ トンネリング モード
このドキュメントでは、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ベースのネットワーク環境で使用可能な差別化サービス(DiffServ)トンネリング モードの実装について説明します。
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