資格の有効期限と失効
Cisco認定資格を持っている方ならみなさんご承知の通り、資格の有効性を維持するために再認定（Recertify）を受ける必要があります。CCIEの場合はCCNAやCCNPとちょっと違うところがあります。
- 更新期限はCCNAやCCNPは「3年」ごと、CCIEは「2年」
- CCNAやCCNPは期限がすぎると即「失効」となる
- CCIEは1年間の猶予期間（停止中：Suspend）期間があり、その間に再認定を受けられなければ失効（Inactive）となる
イメージとしてはこんな感じ。
公式情報
CCIEの再認定については以下の通り公式に記述されています。
再認定の詳細
受験者は、 24カ月の再認定期間ごと に1つの筆記試験に合格、または継続教育プログラムを通じて所定数のクレジットを獲得することで、再認定を取得することができます。
認定保有者は、保有する認定の有効期間にあわせて、再認定を受ける計画を立てる必要があります。 有効期間が満了する前に再認定試験に合格しなかった場合、CCIE 認定は1年間資格停止 になり、その通知が雇用主に通知されます。 1年間の資格停止期間中に再認定試験に合格しなかった場合、資格は無効 となり、特権および特典をすべて失います。資格が無効となった場合、認定を得るには、CCIE 認定のすべての要件を再度満たす必要があります（筆記試験とラボ試験の両方に合格する必要があります）。
停止中の再認定は有効期限にどう影響する？
さて本題です。
CCIEの「停止中（Suspend）」ステータスが存在するとなると、「停止中に再認定された場合の有効期限はいつまでか」という疑問が湧いてきます（わきません？）
つまり
- 再認定を受けた日から２年後まで有効
- （停止中の期間を含めた）認定の有効期限から２年後まで有効
のいずれかになります。図にするとこう。
前者なら、認定の有効期限が少しずつずれることになります。後者だと、２年毎の区切りは変わりません。
で、どっちなの？
実際に試してみました。
うそです、現実は仕事やプライベートが忙しくて勉強が間に合わなかったんです…(´；ω；｀)
私がCCIEを取得したのが2016年5月16日なので
- 認定の更新期限：2018年5月16日
- 停止中の期間：2018年5月17日-2019年5月16日
- Suspendにならずに更新できた場合の次の再認定の期限：2020年5月16日
となります。ではどうなったかというと
後者の「停止中に再認定をされても、認定の有効期限の2年後（再認定は2年毎の区切りのまま）」でした。
上記公式情報にも以下の通り記載がありました。
再認定の期限
以降の再認定期限は、最後に再認定試験を受けた時点ではなく、常に最初の認定日に基づいて決まります。
つまり、1年は勉強期間を確保できるが1年ちょっと後には再認定の期限がやってくる、ということです。
後回しにせず期限内に更新するのが、自分への負担を軽くする一番のポイントかもしれません。
それはそれとして
ServiceProviderの筆記試験にやっとPASSしました。これでラボ受験の資格が得られたことになります。
１年以内にラボ合格できればそれで再認定になるからいいのですが、さすがに厳しいなぁ…
追記（下位資格の認定について）
投稿後に「CCNA/CCNPはどうなる？」って質問があったのですが、こちらはCCNA/CCNPの条件が適用されていたようで、失効にはなっていませんでした。トラッキングシステムでも以下のように「Expired」になってません。
でも公式には「CCIEに準じる」っぽいことが書いてあるんですよね。
現在よりも上位レベルの認定に合格することで再認定を取得した場合、現在の認定の有効期限は、新たに取得した上位レベルの認定資格の有効期限と同じになります （たとえば、CCNA Routing and Switching 認定の有効期間が 1 年残っている状態で、CCIE 認定に合格した場合、CCIE 認定と CCNA Routing and Switching 認定の両方とも、CCIE の合格日から 2 年間有効となります）。「再認定を受けるには」 も合わせて参照してください。
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